恩師に再会したお茶会

高校の部活では茶道部員として茶室にお稽古をつけてもらいに行っていました。先輩は怖い方も多かったですが、同級生の皆はなぜか先輩たちとは対照的に朗らかで楽しい仲間たちでした。

これは再会した時に知った話なのですが、難しい年代の僕たちをご指導してくれていた先生は僕たちが卒業すると同時に定年退職されることになっていました。

定年のことも知らず大学生になったある日、母校の高校を訪ねても先生の姿は見当たらなかったのです。

友人に聞いても詳しい情報はなく、先生にお点前を披露することがもうできないと思うとすごく寂しかったです。

それから数年経って別の門戸性として少し大きめの茶会で数回披露するうちの一回を任されたので、初めてその茶会に参加しました。

ぶらぶらと暇があったので会場を歩いていた時、なんとなく見覚えのある背中を見つけ、顔を見るとそこにはあの高校の時教えてくれていた先生だったのでした。

僕はこの時久しぶりに高校の時の茶道を教えてくれていた恩師にお茶会で再会しました。

嬉しさで思わず大声で先生の名前を呼んでしまい周りの目が一斉にこちらを向いた時を思い出すと今でもはハメを外してしまったと恥ずかしい思いですが、本当に嬉しかったのです。

それから是非お点前を披露させてくださいと主客ではありませんでしたが自分の茶席に来てくださいました。

茶会が終わってからは近くのカフェにお誘いして、卒業してそれからの話を二時間ほどしてお別れしたのですが、その日はここ数年の出来事がぎゅっとまとまって良い意味で一気に年をとったような感じがしたのでした。

先生は別のところで教えているそうなので今度またお点前を披露することができるのが待ち遠しくてたまりません。

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